妊娠中の膣炎

妊娠すると、子宮や膣が大きくなり、代謝もよくなります。妊娠後期になると、おりものの量はどんどん増え、お産前に最も多くなります。おりものの量が増えると、心配になる人もいるでしょうが、においがなく、色も付いていなければ、心配ありません。

おりものが多くなると、膣内に細菌が増えやすくなります。外陰部がおりもので汚れてしまうと、細菌が膣内に入りやすくなるし、膣内の細菌も増えやすくなり膣炎になってしまいます。だから、おりものが多くなる妊娠中は、特に、下着を清潔にする必要があります。

もし、妊娠していて、淋菌性膣炎に感染し、お産すると、産道を通る時に、赤ちゃんの目に淋菌が入ってしまう危険があります。そうなると、淋菌性結膜炎や淋菌性膿漏眼などになる可能性が高いのです。赤ちゃんが生まれてすぐに、抗生物質の目薬をさすのは、そういった細菌から赤ちゃんの目を守るためです。

細菌性膣炎は、早産や流産などの原因になっていることもあるようです。妊娠中に、細菌が子宮に入ってしまうと、赤ちゃんが入っている膜や胎盤、羊水内など、赤ちゃんが育つために欠かせない場所に感染が広がるのです。そんな時にお腹に張りを感じたり、早目に破水してしまい早産になるケースがあるのです。

もし、4か月より前に細菌に感染していると、早産の可能性は、5倍以上とも言われています。それ以後の感染の場合でも、妊娠6か月から9か月前半での早産の可能性は、普通のお産と比べると3倍近くになってしまいます。

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