膣炎とはの最近のブログ記事

膣炎の症状は、おりものに特徴があるようです。他の症状は、似たようなものが多く、軽い場合は、気付かないこともあるようです。

細菌性膣炎(非特異性膣炎)の症状は、膣が赤くはれ、おりものに色がついたり量が増えたり、外陰などがかゆくなり、魚のような匂いがすることもあるようです。炎症がひどくなると、出血したり、尿をする時、違和感を覚えたり、お腹の下が痛くなったりします。

カンジダ膣炎(ガンジタ膣炎)の症状は、チーズのような固形のおりものが特徴です。外陰部も乾燥してかゆくなったり、痛みが出たりします。この固形は、ときに、膣の中や膣口などにたくさんたまっていることもありますが、だからといって、不快なにおいがする訳ではありません。

トリコモナス膣炎の症状は、おりものがドロドロの泡状なので、見ただけで、診断がつくようです。臭い匂いがしたり、外陰部付近がただれたり、かゆくなったりするようです。症状が進行すると、膣壁が腫れて熱くなり、血が出たりします。ここまでくると、患部に熱を感じたり、痛みやかゆみも出るようです。でも、トリコモナスに感染している人の1/4の人は、無症状のようです。

クラミジア膣炎の症状は、粘り気のあるおりものが増え、不正出血やお腹が痛くなったりします。症状が軽いうちは、見過ごして子宮頚管にまで感染してしまいがちで、そうなるとお腹の中や肝臓にまで症状が広がり、激しい腹痛をおこす場合もあります。

膣炎の治療は、お薬を続ければ完治できる場合が多いけど、病気によっては、入院しなければいけない場合もあります。

細菌性膣炎(非特異性膣炎)の治療は、この病気の原因を取り除くことです。その原因を取ったら、患部をきれいにし、温水で洗い流します。細菌に効果のある抗生物質の膣錠を入れたり、外陰部に炎症がある場合は、軟膏を塗ります。この症状は、長引くことがあるので、しっかり治るまで、じっくり様子を見る必要があります。

トリコモナス膣炎の原因のトリコモナスは、女性だけが治療を受けても、性行為で感染してしまうので、効果が薄いようです。男性の尿道に、原虫が隠れていることもあるので、男性もお薬を飲み治療します。女性は、飲み薬と並行して、膣内をきれいに洗い、膣錠を使います。生理中でも、止めることなく続けることが重要です。

カンジダ膣炎(ガンジタ膣炎)は、おりものに、カビ菌が出なくなるまで治療します。カビに有効な抗真菌性の膣剤を使い、外陰部には軟膏を塗ります。この病気の原因のカビ菌は、体力が弱ると繁殖するので、カビ菌が繁殖しないような体力を回復させるのも一つの方法です。

クラミジア膣炎の治療は、子宮頚管などに広がっている場合でも、抗生物質のお薬を2週間くらい飲めばいいようです。内臓にまで、症状が広がってしまったら、入院して1週間くらい点滴をするようです。

膣炎は、膣の中が、健康でない場合に発症するものです。したがって、その予防は、膣の中を健康に保つことが予防につながります。

大腸には細菌がいます。その細菌が膣へ移るのを防ぐために、排便後は、前方から後方に向かって拭き、外陰部を清潔にし、乾燥させましょう。外陰部は、毎日、刺激の少ない石鹸で清潔にし、入浴やシャワーなどの後は、よく、乾かします。ただし、神経質になって、洗い過ぎると、膣炎のもとなので気をつけましょう。

生理の時、タンポンを使っている人がいますが、期間中、全てに使うのは、細菌を増やす環境を作ってしまうため、避けた方がいいようです。下着は、綿の製品が、通気性に優れているので予防になります。下着が汗などで湿った場合は、放置せず、なるべく早く着替えましょう。ストッキングやタイツなどは、蒸れてしまうため、長時間つけるのは避けましょう。

石鹸や防臭剤、生理の時などに使う衛生スプレー、香料入りのタンポンなど、エチケット的に見れば、いいように感じますが、膣中の環境を考える場合は、良いとは言えません。膣炎をおこしやすい人は、使用を控えた方がいいと思います。

他にも、性行為の時に、男性が避妊具を使用したり、お菓子やアルコール、カフェイン飲料を控え、バランスの取れた食事をするのも、膣を健康にするので、膣炎の予防になります。

膣炎の治療の処置はどれも似ていますが、原因菌の種類ごとに、使われている薬が違います。

細菌性膣炎(非特異性膣炎)でよく使われる、フラジオマイシンやクロラムフェニコールの膣錠が使われます。フラジオマイシンは、ブドウ球菌などの細菌を死滅させる効力がありすます。ただ、大量に使うと、耳鳴りやめまいなどの症状が出ることがあります。副作用は、尿がにごったり、血尿が出たり、吐き気や発熱があげられます。クロラムフェニコールも、大腸菌などの細菌に効果があり、細菌が増えるのを防ぐ働きもあります。

カンジダ膣炎(ガンジタ膣炎)では、膣剤としてトリコマイシンが使われます。病院で処方されるこの薬には、抗生物質は入っていませんが、薬局などで販売されているものには、抗生物質が含まれているため、ほとんどの膣炎に効果があるようです。オキナゾールという膣錠も使われています。これは、刺激が少なく、効き目は高いようです。軟膏のピマフシンは、カビ菌を抑える働きがあり、皮膚や膣のまわりの炎症を鎮めるに使います。

トリコモナス膣炎には、フラジールという飲み薬と膣錠が処方されるようです。この薬は、抗トリコモナス薬なので原虫を殺せます。この薬を飲んだら、アルコールに弱くなることがありますので、アルコール分が入った薬は、一緒に飲まないようにしましょう。

クラミジア膣炎では、細菌の感染症に効果的なクラリスロマイシンやクラリス、クラリシッドなどが使われます。どれも、同じような働きがあり、2週間ほど飲めば、効き目があるようです。


小児は、細菌が原因の膣炎になりやすいようです。大人の場合、膣内を酸性に保つ菌が、細菌が入ってくるのを防ぎますが、小児の場合、その働きが充分でないため、細菌に耐える力が備わっていないからです。

子供の肌はデリケートなので、下着やおむつの刺激で、外陰部などに炎症を起こすこともあるし、外で道路や土の上に座り、その時に、膣内に異物が入り、そのままにしていて炎症することもあります。女の子が自分でトイレにいくようになっても、きちんと拭けなかったり、遊びがきになって拭かなかったりして、尿が外陰部に残り、炎症を起こすこともあるし、風邪などの感染性にかかった時、治療で飲む抗生剤が、膣内の細菌のバランスを崩し、炎症することもあります。

だから、小児の膣炎は細菌によるものが多いのです。症状は、外陰部のかゆみや色のついたおりものなどです。膣入口から前庭部あたりまで赤くなっていると、子供が無意識にかき、細菌を広げて二次感染を起こすこともあります。

小児の膣炎の治療は、お風呂で患部付近を綺麗に洗い、患部に細菌に強い抗生物質を塗り、同じ成分の飲み薬を飲みます。

お子さんが、何度も膣炎をおこすようなら、お母さんが、トイレで拭き方を確認し、前から後ろに向かって拭くように気をつけてあげるといいでしょう。常に清潔にしておけば、細菌の侵入を防ぐことができます。

妊娠すると、子宮や膣が大きくなり、代謝もよくなります。妊娠後期になると、おりものの量はどんどん増え、お産前に最も多くなります。おりものの量が増えると、心配になる人もいるでしょうが、においがなく、色も付いていなければ、心配ありません。

おりものが多くなると、膣内に細菌が増えやすくなります。外陰部がおりもので汚れてしまうと、細菌が膣内に入りやすくなるし、膣内の細菌も増えやすくなり膣炎になってしまいます。だから、おりものが多くなる妊娠中は、特に、下着を清潔にする必要があります。

もし、妊娠していて、淋菌性膣炎に感染し、お産すると、産道を通る時に、赤ちゃんの目に淋菌が入ってしまう危険があります。そうなると、淋菌性結膜炎や淋菌性膿漏眼などになる可能性が高いのです。赤ちゃんが生まれてすぐに、抗生物質の目薬をさすのは、そういった細菌から赤ちゃんの目を守るためです。

細菌性膣炎は、早産や流産などの原因になっていることもあるようです。妊娠中に、細菌が子宮に入ってしまうと、赤ちゃんが入っている膜や胎盤、羊水内など、赤ちゃんが育つために欠かせない場所に感染が広がるのです。そんな時にお腹に張りを感じたり、早目に破水してしまい早産になるケースがあるのです。

もし、4か月より前に細菌に感染していると、早産の可能性は、5倍以上とも言われています。それ以後の感染の場合でも、妊娠6か月から9か月前半での早産の可能性は、普通のお産と比べると3倍近くになってしまいます。

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